<a href="http://ameblo.jp/fujiko-diary/entry-10460788318.html">鴎外。</a>
- 鴎外の「武士道」小説
- ¥500
- 楽天
※モバイル非対応
ふぅむ!
って感じ。
たまには、文学小説読むべしだわ。
鴎外の小説は、ちょっと違う。
実際の事柄を簡潔に綴る。
ありのまま伝えたいという思いを強く感じる。
だから
鴎外がどんなことを感じて書いたのか、
主人公の心情がいかなるものか、
わかりずらい。
例えば今凶悪事件が起こったとして
それをニュースで知り、裁判の様子を伝え聞き、
いろいろ事柄がわかっても、実際は犯人の奥深くの心情まではわからない。
人の心の中までは、100%わからない。
鴎外も
私情をはさまず、ありのままをただ書き連ねる。
鴎外の胸に突き刺さった出来事を一心不乱に書いている気がする。
明治大正の鴎外と、昭和の私が同じように感じ取れるわけでもない。
武士と一口に言っても
戦国、江戸前期と後期、時代時代で武士の在り方は驚くほど違う。
ただ
どの時代の武士も
一本の道がある。
時代によってベクトルは違っても、曲げてはいけない道がある。
それは武士だけじゃなくて
妻や子供にもある。
武士道ってなんなんだろう。
自分の職業(武士という身分)に対する誇り?
殉死することで
自分の命を軽く扱っているようで
実は
自分を尊いものとしているから命を捧げられるのかもしれない。
尊いものは尊い生き方を貫かなければいけない。
主君に対する忠誠心という単純なものでもないように思う。
今の時代にしても
夫は夫として
妻は妻として
子供は子供として
その道(本分)というものがある。
私はダメだなぁ。。。。。
『安部一族』『堺事件』『最後の一句』が胸にずどどーんとくる。