悠久の片隅

日々の記録

エッセイ

現実

「自分」の壁 (新潮新書)/養老 孟司 ¥799Amazon.co.jp 『表に出る言説では「この国を根本から変えるべきだ」といったものがあります。 街中で、「この国を根本から変えるべきでしょうか」と聞けば、「その通り」と答える人も いるでしょう。でも、ホンネで…

太ってきた

霧のむこうに住みたい (河出文庫)/須賀 敦子 ¥594Amazon.co.jp 北陸の湿度と空に幾度となく陰鬱な気持ちにさせられた。 太平洋側の青空が恨めしくて仕方なかった。 でも、この数日こちらも連日好天。 お布団も干せて、お洗濯物も1日で乾くとか、ありえな~…

潤い

霧のむこうに住みたい (河出文庫)/須賀 敦子 ¥594Amazon.co.jp 私の心はともすると固くなる。 土は空気と水を与えないと枯れて固くなり、草花も上手く育たない。 私の心も気をつけないと、すぐ冷えて凍ってしまう。 『愛』とか『情熱』とかからどんどん遠…

元気

風邪もなおって体調の良いことが、こんなに心晴れやかになるとは健康のありがたさを身に沁みて感じるがんばれるのも、ひとえに健康だから。健康が最大のクリスマスプレゼントで、この歳になるとそれ以外なんにもいらないやこれで、年内無事乗り切れる♪私はも…

愛、深き淵より

22:00トイレ行きた~い!と思ったのに行きそびれて、(あっトイレ!)と、思い出したのは、仕事が終わった5:30。忙しすぎて、すっかり忘れてた。身体は疲れてはないけど、精神的疲労が・・・一生懸命働くことで、肉体的、精神的に蝕まれていく。でも、そりゃ…

流転の王妃の昭和史

流転の王妃の昭和史 (新朝文庫)/愛新覚羅 浩 ¥514 Amazon.co.jp 『満洲』と口にすることさえ憚られる現代、本当に考えなければいけないことが、逆に触れてはいけない空気の中で、真実を消してゆく。『満州国』とは、なんだったのか。いかなるものだったのか…

白い都のヤスミンカ

昨日は1時に仕事を上がった。帰ってきてお腹が空いたので、しらす、ゆかり、刻んだ大葉をご飯に乗せて、少しお醤油たらして食べた。美味しい♪白米は優しくて好き。 嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)/米原 万里 ¥605 Amazon.co.jp 万理(著者米原万…

春風夏雨

春風夏雨 (角川ソフィア文庫)/岡 潔 ¥648 Amazon.co.jp 岡潔。世界の3大難問を1人で解いてしまったほどの天才数学者というのが、ピンとこない。それだけの功績があるのに、そんなことなど片隅にも漏らさず、ひたすら心の世界を語り続ける。しびれます。よ…

与えられたものの重さ

今日は換気扇のお掃除をして、キッチンは終了。 起きた時は寒かったけど、お掃除しているうちに暑くなって、窓も全開で一心不乱に磨いてました。 一心不乱。一つの心乱れず。か・・・ よいね。 無想は、ストレスが浄化されるように思う。 最近、国内のニュー…

言葉の力、生きる力

言葉の力、生きる力 (新潮文庫) 作者: 柳田邦男 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2005/06/26 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 26回 この商品を含むブログ (11件) を見る ワンステップ、ツーステップの思考が癖になっている私に、物事はその先が大事なの…

大切な物はいつだって目に見えない。

言葉の力、生きる力 (新潮文庫) 作者: 柳田邦男 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2005/06/26 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 26回 この商品を含むブログ (11件) を見る この本の中に、映画にもなった『飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ』の井村先生のことが…

生と死

明治の日本政府が祝祭日を制定したとき、お盆を祝祭日から除いてしまった。 お盆は、正月とならんで、何百年の間、日本人が、最大の祝祭日として祝ってきた日なのである。 したがって民衆は、慣習に従って、お盆を帰郷墓参の日とし、そのために、多くの会社…

台風

日常の思想 (集英社文庫) 作者: 梅原猛 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 1986/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る 明治百年の日本において、三つの価値が、価値の王座に君臨した。 一つは勤勉。 勤勉は、生産力の向上には、欠くべからざ…

夜と霧

夜と霧 新版 作者: ヴィクトール・E・フランクル,池田香代子 出版社/メーカー: みすず書房 発売日: 2002/11/06 メディア: 単行本 購入: 48人 クリック: 398回 この商品を含むブログ (371件) を見る 著者フランクルは、ナチスによりアウシュビッツに送られた…

春宵十話

イチローが日米通算4000本安打を達成した。 ひとえに4000本といってもわかりにくい。 でも名球会2人分と考えると、どれだけの偉業か想像が出来る。 超一流といわれる選手が、届くか届かないかが名球会入りの2000本安打。 プロの選手が一生をかけて達成出来…

人間の集団について

人間の集団について―ベトナムから考える (中公文庫) 作者: 司馬遼太郎 出版社/メーカー: 中央公論社 発売日: 1996/09/18 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 29回 この商品を含むブログ (22件) を見る この本は50年前、ベトナム統一以前に書かれたものであ…

イスラエル ありのままの姿

イスラエル―ありのままの姿 (岩波現代文庫) 作者: 栗谷川福子 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2002/04/16 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る 今昔物語を元に芥川龍之介が創作した『藪の中』という小説がある。 事件が起こり、それぞれの…

ガラスの地球を救え

一点のくもりもない、目の醒めるようなヒマワリの黄色。自然の色、形はすごいです。 真ん中の部分、よく見ると水玉いっぱいつけて、汗かいてる。 朝顔の蕾も芸術的にねじれてる。 何を見ても健気さが、美しくて見とれてしまいます。 バジルの葉をお酢につけ…

揺るぎないものと変わりゆくもの

いつも33度になったらエアコン入れようと思うけど、 お昼になれば良い風が吹くので日中でも32度までいかない。 なので、エアコンは主人から帰るメールきたら入れる。 暑くないわけじゃないけど、扇風機でなんとか凌げている。 シドニーの夏は35度とかあった…

人生論ノート

今日も涼しくて過ごしやすかった。 今月は、断捨離月間。 サクサク片付けも進むはずなのに全然出来てない。 毎日『明日は出来る』という気にはなるんだけど、おかしいな。 時間があるのに今日出来なかったことは、明日になっても出来ないわけで、 どこかに『…

めぐりあいし人びと

昨日は芝生のエッジ処理をして、手のマメつぶれた。 今日は苗の移植(←なんの種まいたか忘れた)と草木の消毒。 これにて春の庭の作業もひと段落。梅雨前に終わった~♪ 来年は芝生の貼替えと鉢置き場を作れたらいいな。 DIY好きの旦那さんに憧れる~~~ そ…

自分の頭と身体で考える

『自分の頭と身体で考える 養老孟司+甲野善紀』 読了。 ふぅむ・・・ 甲野善紀は、古武術での創作身体技法というのかな。 文字だけでは掴みづらいのでYouTubeで検索。 うぉ~~~!論より証拠!すごい!すごい!(;゚Д゚)! 柔道の吉田秀彦のガードを簡単に返してる…

渦巻き

希望の裏には絶望が控えていて、 そこを行きつ戻りつ。 ほんの少しの希望、病気が良くなりますようにというのは、 たとえ、お金をどれだけ積んでも、たとえ、私の命を差し出したとしても、 引き換えに叶うものではないのだから、 少しの希望に思えることは、…

アート祭り

食欲がない。 ということは、 食べるということは、脳がかなりの部分を支配をしているってことなのだと思う。 今私の脳みそは『犬、犬、犬』で95%くらい占められていて、『ご飯』の余地がない。 気力というのは、そういうことか。 恋をして胸がいっぱいもそ…

疎ましい自分

朝面会に行くと、順調に回復しているので夕方には退院といわれたうちの犬。 病院から電話があって3回嘔吐したので、もうしばらく入院することになった。 良くなっている、退院出来る、と思って喜んでいただけに、あまりにショック。 私が迎えにくるのを一心…

過剰包装

朝からバタバタと。 ようやく座れたのが17時。お昼ご飯。 1度座ってしまうとエネルギー切れ。こたつで居眠り・・・ 言葉の虫めがね (角川文庫) 作者: 俵万智 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 2001/06 メディア: 文庫 クリック: 2回 この商品を含むブログ (3…

言葉の虫めがね

朝、窓を開けると気持ちのいい風が入ってきた。 花曇りって落ち着く。 めまいも、ふらつきも、頭痛もない。 春になって朝一まず庭仕事をしていたけど、今日は洗車。 嫌いなことは後回しにしていたけど、さすがにこれでは車が気の毒。 人は、しなければいけな…

無常

お昼ご飯 筍ご飯、筍わかたけ煮、山芋、トマト、ぬか漬け、 義母からもらった切干大根。主人が幼稚園の時使っていたアルミのお弁当箱に入れてくれた。 「お母さん!これちょうだい!」あんまり可愛くて、もらってしまった。 45年も大事にとっておいたんだね・…

女の四季、愛の四季

プランターの土の入れ替え。 土が固くなってるので、ふるいにかけて、ゴミを除いて、堆肥と腐葉土をちょっと混ぜて再生。 プランターがいっぱいあるので、しゃがみこんで、しまいには地面に正座してやってた。 正座が楽みたい。作業に3時間くらいかかったけ…

日日是好日

日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ (新潮文庫) 作者: 森下典子 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2008/10/28 メディア: 文庫 購入: 13人 クリック: 39回 この商品を含むブログ (36件) を見る タイトルやサブタイトルに『しあわせ』という文字を…