悠久の片隅

日々の記録

歴史の本

儒教

新装版 歴史の交差路にて 日本・中国・朝鮮 (講談社文庫)/司馬 遼太郎 ¥691Amazon.co.jp 司馬『「中華」は、西洋概念における領土思想というより、中国だけが持っている文明主義のことばですね。 文明主義的な版図であることと、ヨーロッパ風の領土思想とは…

気の毒だなー。

新装版 歴史の交差路にて 日本・中国・朝鮮 (講談社文庫)/司馬 遼太郎 ¥691Amazon.co.jp 読了。 最初にこの本を開いた時、朝鮮半島のことをまったく知らず、 何を語っているのか理解できず、読むことをあきらめた。 なので、一念発起! 『朝鮮半島の歴史』…

李氏朝鮮王朝

歴史物語 朝鮮半島 (朝日選書)/姜 在彦 ¥1,404Amazon.co.jp 李氏朝鮮王朝の後半。 秀吉の朝鮮出兵(倭乱)が終息し国内の立て直しをはかる間もなく、今度は明から清への動乱に巻き込まれる(胡乱) 南からの侵略が終われば、次は北。気の毒としか言いようが…

白村江の戦い

司馬遼太郎全講演 [5] (朝日文庫)/朝日新聞社 ¥713Amazon.co.jp読了。 『飛鳥の地は日本人の魂の故郷のようなところです。しかし、その飛鳥の地を作ったのは、 考えてみれば、たいてい朝鮮半島から来た人々でした。官吏が多かった。』 白村江の戦いで朝鮮半…

モンゴロイド

司馬遼太郎全講演 [5] (朝日文庫)/司馬 遼太郎 ¥713Amazon.co.jp最後の五巻に通巻索引がついていた。 非常にありがたい!!! この本は朝日新聞発行なので、「でかした!朝日新聞!!!」感謝感謝助かります。 五巻通しての人名索引と事項索引があって、人…

心と形

司馬遼太郎全講演[4] 1988(2)-1991 (朝日文庫)/司馬 遼太郎 ¥713Amazon.co.jp 韓国ドラマの見過ぎで、 本を読もうとしたら、文字がすっと頭に入ってこない。 今、私の頭の中は高麗人になっているかも(笑) 本の中の日本の風景がぼんやり遠く感じる。 テレ…

遠くはるばるやってきた仏像

司馬遼太郎全講演〈3〉1985‐1988(1) (朝日文庫)/司馬 遼太郎 ¥713Amazon.co.jp読了。 数字のゼロは、インドで生まれた。 ゼロから生まれ、死んでゼロとなる。 ゼロなのだからお墓の概念も無い。 母なる川、ガンジス川に返り、また生まれる。 お釈迦さまの仏…

三角は三角

司馬遼太郎全講演〈2〉1975‐1984 (朝日文庫)/司馬 遼太郎 ¥713Amazon.co.jp 一巻とだぶる話が多い。 五巻まで読んだら半分は同じ話しかも(笑) 『合理主義の定義は難しいんですが、要するに、物を見る目が、厳密なリアリズムで成立しているということです…

日本語

毎日寝る前にグレイズアナトミーを3時間ほど観ている。 毎日3時間ヒアリングやっているようなもんかな、 ゆうべは、夢の中で英語をしゃべろうと、うなされてがんばっていた(笑) ドラマの中で男女がささやく場面がよくあって、たとえばベッドの中とか・・…

個の自立、国の自立。

福翁自伝 (講談社学術文庫)/土橋 俊一 ¥1,188Amazon.co.jp『福沢は在野の人であって、しかも民権論者というカテゴリーにも入らないぐらいの、 ずっしりとした市民精神を持った人ですね。』 司馬遼太郎の福沢諭吉観。 う~む。福翁自伝を読むとその感覚がわ…

日露戦争

司馬遼太郎全講演 (1) (朝日文庫)/司馬 遼太郎 ¥713Amazon.co.jp この本でも日露戦争の頃の日本に触れている。 いや、もういいんですけどね(笑) そんなに戦争にこだわっているわけでもないのですけど、司馬遼太郎が書くから、 ついつい江戸、明治に引き戻…

司馬遼太郎全講演

司馬遼太郎全講演 (1) (朝日文庫)/司馬 遼太郎 ¥713Amazon.co.jp 本ばかり読んでいます。 司馬遼太郎は優しい。感覚の優しさというか。 『人間はかわいらしい生き物ですね。』 こんなことばに思わず微笑む。 私が司馬遼太郎が好きなのは、優しさに触れられ…

昭和という国家

「昭和」という国家/司馬 遼太郎 ¥1,944Amazon.co.jp なんであんなバカな戦争をしてしまったか・・・ 司馬遼太郎はこの本の中で軍部の個人には触れていない。 そういう見方はしていない。 触れるとすると、こんな感じ。 『たとえば東条英機という人は、ふつ…

昭和という魔法の森

「昭和」という国家/司馬 遼太郎 ¥1,944Amazon.co.jp 『明治という国家』も読んだのですが、全然違う・・・ 昭和(ここでいう昭和とは昭和初期から敗戦まで)では、司馬遼太郎が言い淀む箇所がいくつも出てくる。 誤って解釈されることが無いよう、何度も確…

歴史の遺産

shibaryoutarou 「昭和」という国家/司馬 遼太郎 ¥1,944Amazon.co.jp 司馬遼太郎は心が躍る。 この半年間、明治維新に至る本を続けて読んだ。 仕事が忙しくて、ほとんど読書する時間もなく、唯一お風呂の中だけが読書の時間。 それさえ、湯船の中で1頁読む…

弊害

西郷隆盛(池波正太郎)読了。幕末を読み漁っているうちに、この時代の毒気に当てられたというか、酩酊状態。司馬遼太郎は、昭和という国家という書の中で、日本がわけのわからない戦争をするようなバカな国になったのは、明治維新に起因しているのではない…

密命

井沢元彦の逆説の日本史。別巻4ニッポンの戦乱史。井沢元彦の説が、歴史の真実か、単なる推理の飛躍かは、わからないけど、ワクワクが止まらない。徳川滅亡を決定づけたのは、鳥羽伏見の戦いにおける、将軍徳川慶喜の逃亡に思う。確かに徳川はすでに力が無く…

十七条憲法

「和をもって貴しとし…」 で始まる十七条憲法。井沢元彦は、「和(やわらかなる)をもって貴しとし…」と、仮名をつけていた。この言葉の美しさに、改めて感動しています。「和(やわらかなる)をもって貴しとし…」 これが古代より、日本人の心に流れているも…

花燃ゆをみた。

日曜日、鍋祭りに行った♪ この町の冬の風物詩なのかな、 冷たい雨の落ちる中傘をさして、それでもかなり盛況で驚いた。 ご当地鍋、どれを食べようかウロウロ迷いながら、主人と2人で3種類食べた。 他にコロッケとソーセージも食べてお腹一杯♪ 大きな鍋で作…

使節団

念願の長靴買った!スパイク付これで、靴の中に雪入らない、深雪でも大丈夫ぐじゃぐじゃな雪でもずんずん歩けるし、雪かきも足元気にせずに出来る。あったかインソールも敷いた。オシャレとは程遠いけど、とりあえず安心。家を出た時には暴風雪で傘もさせな…

勉強

土日は異常なほどに忙しかった。今朝は、もう10時くらいかなーと目が覚めた時にはすでにお昼過ぎ。すぐには起きられなくてお布団の中でグズグズ・・・せっかくのお休みだけど、死亡何が不満なのかは知らないけど雨も叩きつけるように降り、風も狂ったように…

福翁自伝

今日は宇治茶。舌の上で転がすようにお茶を味わう。好みで言えば、多少品が良すぎる感じがしないでもないけど、うん、なかなか良い感じ。と、ひとり悦に入る。本当は畳の香りのする和室で、趣のある庭園など眺めながら頂きたいところですけど、まぁそれは空…

「明治」という国家 覚書

「明治」という国家/司馬 遼太郎 ¥1,888Amazon.co.jp イデオロギーにおける正義というのは、かならずその中心の核にあたるところに「絶対のうそ」があります。「在ル」とか「無イ」とかを超えたものが"絶対"というものですが、そんなものがこの世にあるでし…

明治という国家 1

明治という国家(司馬遼太郎) この本を読みながら、私がハっと感じたのは、「天皇バンザイ」と言いながら身を投じた者たち。それがなんだったのか・・・・・ 私がびっくりしたのは、戊辰戦争の折、会津城が攻囲されましたが、会津の百姓、町人には無関係で…

明治という国家

本を読んでいないわけではない。毎日お風呂の中で・・・寝入る前の布団の中で・・・でも3頁も読むと、ヘトヘト、zzz、と、なってしまう。悲しいくらい読む余裕がないです。それでも、どの頁にも線をひきたくなるくらい感動して読んでいるのがこれ。「明…

氷川清話

21:00にバイト上がった。3時間しか働いてない。もっと働きたいような、この程度で十分のような。来年はどうするか、決めかねてる・・・まぁ年内はゆっくりする(*^ー^)ノ一緒に上がった子と居酒屋へ行った。彼女は16歳16歳だけど、大人な感性の子。これから…

丁汝昌

氷川清話 (講談社学術文庫)/勝 海舟 ¥1,274 Amazon.co.jp この中で勝海舟は『丁汝昌』を海外の親友といい、彼の死を悼む漢詩を詠んでいる。日清戦争で、極東最強と謳われた北洋艦隊を率いるは丁汝昌(ていじょしょう)。 日本の連合艦隊司令長官は伊東祐亨…

インドシナ半島

人間の集団について―ベトナムから考える (中公文庫) 作者: 司馬遼太郎 出版社/メーカー: 中央公論社 発売日: 1996/09/18 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 29回 この商品を含むブログ (22件) を見る 人間の集団がもっている馬鹿と利口というのがどういう…

人間の集団について

今年の全英はミュアフィールド。 タフなコースで、見ているにもドット疲れた(笑) 松山英樹は3日目、不可抗力と思える1ペナがあったものの、よく耐えたと思う。 どれだけ悔しかったことか。 前の組と1ホール以上空いていると警告をもらった時、 ウッズの…

南北争乱

現代語で読む太平記 (集英社文庫) 作者: 山本藤枝 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 1990/12 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (6件) を見る 足利尊氏の本は読んだことあると思っていたのだけど、無いや・・・ このキャラは記憶ない。 個性の強い武将た…