悠久の片隅

日々の記録

十七条憲法

「和をもって貴しとし…」

で始まる十七条憲法
「和(やわらかなる)をもって貴しとし…」と、仮名をつけていた。
この言葉の美しさに、改めて感動しています。
「和(やわらかなる)をもって貴しとし…」

これが古代より、日本人の心に流れているもので、そこに誇りと美を感じます。
十七条憲法、一条。
おたがいの心が和らいで協力することが貴いのであって、
むやみに反抗することのないようにせよ。それが根本的態度でなければならぬ。
ところが人にはそれぞれ党派心があり、
大局を見通している者は少ない。
だから主君や父に従わず、あるいは近隣の人びとと争いを起こすようになる。
しかしながら、人びとが上も下も和らぎ睦まじく話し合いができるならば、ことがらはおのずから道理にかない、
何ごとも成し遂げられないことはない。

憲法とは、人の心である。

明治維新を知るにつけ、
今現実進行形で起きているイスラム国にしても、
日本にはこのやり方しかないのではないかと、思う。
対立し、拒絶するより、
日本に招いて、
この和らかなる日本を見て知ってもらいたい。
そのくらい胸を開かなければ、物事は変わらない。
誰も武器を持たず、安全を当たり前のように人びとは日々暮らしている。
これが大和魂
イスラムに対して対立感情など、日本の日常にはない。
アメリカとも中国ともイスラムとも、仲良くやっていくことが日本国民の願いです。
断固とした意思と態度の奥底には、相手への和らかさが肝心で、拒否拒絶だけでは、対立が助長されるのみ
今の戦争はネットを駆使したものに変わってきている。
それならば、
こちらからも、ひとりひとりが、
和らかなるをもって。と、ネットで唱えることが出来るのでは。

今回の人質事件。
トルコを通してのパイプを模索しているときいた。
トルコなら日本人に対し、必ず出来る限りの力を尽くしてくれる。
トルコ政府の日本人への信頼と好意は、私たちの想像以上のものがある。
なんとか無事救出されることを祈っています。

日本は古代では、大和。
大いなる和らぎの国。
大和魂とは、和らかなるをもって貴しとし。
に、あるのだと思う。