悠久の片隅

日々の記録

大晦日

今日のうちにあれもしたい、これもしたい、やらなきゃいけないことに追いかけられる。

年末、毎度毎度のこと。


今日も朝からバタバタと、お料理をひととおり終え、掃除機をかけている途中で

具合が悪くなった。

少し様子をみてたけど、良くならない。

痛みがどこから発しているかはわからないけど、

胸から顎にかけて痛い。

初めてのことではないけど、心臓っぽいなー。

掃除もほっぽらかして、すぐ横になった。

イタイ・・・イタイ・・・イタイ・・・


痛い中で、ぼーっと考えてた。

まだ今日中にやらなければいけないこといっぱいあるけど、

よく考えると、

どうしてもやらなければならないことは、

自分がやりたいと思っているだけのことで、

それはどれだけやってもキリがないし、

どれだけ生きてもやりたいことはキリない。

でも、本当にやらなければいけないことは、

何もない気がした。

このまま全部放り出して明日まで寝てても、なんてことはない。


自分の手をみると、

傷だらけ。

冬で乾燥しているからすぐ切れるのだけど、

野球の選手がトンネルするように、

片付けながら、頭はもう次のことを考えているから、些細なことで傷をつくる。

慌てないで、1つ1つを、こなしていけば、ここまで傷だらけにもならないのに。

段取りよく、どんどんこなすことを自分に課せていたように思うけど、

本当は、目の前の1つ出来たら充分なんだと思う。

次より今ひとつのこと。

段取りなど悪くても、要領など悪くても、グズでもいいから、自分の今やってること1つやって、

満足をする。

次のことは、今目の前のことが終わってから考えればいい。

じゃないと、いつまでたっても満足できない。

そんなこと思いながら、いつの間にか眠ってた。

目が覚めたら、

違和感はあるけど、痛みはひいた。


『先に行く あとに残るも 同じこと 連れて行けぬを わかれぞと思う』

家康の句で、共感出来るとても好きな句。

どれだけ生きても

したいことにはキリはないし、

でも、どうしてしなければいけないことなんて何もない。

自分がしたいと思ってるだけのことなのだと思う。

1年の最後にそんなことを考えた1年でした

残り数時間・・・・・ゆっくり過ごします。

よいお年を。