悠久の片隅

日々の記録

ノスタルジー

7月を待っていたかのように朝顔が開花。

夏だー。

朝顔が咲くと、ノスタルジックな思いに胸がキュンとする。

観察日記をつけながら育てた子供時代。

色水を作って絵日記を描いた思い出。

あの時代、今より放射能の量は多かったらしいけど、

何も知らない故に無防備に外で元気に遊んでた。

母は、誰の悪口も言ったことない。

母の口から、他に対しての不平不満、愚痴1つ聞いた憶えがない。

居心地の良い空間は母によって保たれていたのだと思う。

父は、勉強しろと1度も言ったことない。

私に対して、やればできる子などという過度の期待を何ももたなかったんだと思う。

明るく元気に育ってくれればいい。

私は父母のそんな願い以上にも育たなかったけど、その願いどおりには育った。

いつもマイペースで、ここまできちゃった。

自分を追い込んだり、追い詰めたり出来ないけど、そんな生き方が合っていると思う。

朝顔を見ると、屈託ない子供時代を授けてくれた両親にありがとうをいっぱい言いたくなる。

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朝顔のバックは、野趣あふれすぎてる黄花コスモス。その向こうではナデシコも咲き出した。

もらった種を適当に播いているので、統一感のない花壇(笑)

「新聞屋さんがくれるから。」と、近所の人がみんな種をくれる。

「何でも播いとけばいいのよ。何でも。」と、なんだか花ゲリラっぽぃ気がしないでもないけど(笑)

何も植えていないと雑草が蔓延るだけなので、有り難く頂戴しています。

花壇の掘り起こしで、3日連続トカゲと遭遇。

どうやら、そこに穴を掘って巣にしている模様。

卵を探しているのかな。どうしよう・・・

日本トカゲは孵化するまで母が卵を保護するらしい。

一応預かってあるけど、戻した方がいいのかな。

そう言えば、

花壇の中からエビが出てきた(笑)

赤くて、エビの形してるからエビだと思うけど、

エビって土の中にいる・・・わけないよね?!

サクラエビの赤ちゃんみたいなエビだけど、なんで土の中から出てきたのかな?

トカゲのごはんだった?

鳥の糞に混じってたの?

何がなんだかわからないな。

自然界は不思議なことなんていっぱいある。

私の頭の中が不思議なのかな。

右手にがマメが出来ていて、トゲ刺したり、擦りむいたり、常に手は傷だらけだけど、

生きてるって感じがすごく嬉しい。

沈黙の春』というタイトルは、

春になっても鳥が鳴かない、鳥のいない春。そういう意味。

この50年前の警鐘は、今環境問題として常にクローズアップはされているけど、

根本的なところでは、何も考えられていない気がする。

庭を掘り起こして気づくのは、昔よりミミズが減ったこと。

害虫はいっぱいいても、天敵の益虫が減っていること。

きっと都会ほどそうなのだと思う。

環境問題の根本は、

やはり社会の中心がお金だからでしょう。

お金で解決する世の中は、より困難な問題を生み出している。

だからといって太古の昔の暮らしの方がいいかといえば、それはノーなわけで、

現代の生活を享受しながら、

自分が子供だった頃の貧しくても心豊かな暮らしの日々に少しでも近づけたらよいなと思う。