悠久の片隅

日々の記録

<a href="http://ameblo.jp/fujiko-diary/entry-10586407244.html">研磨</a>

遊行の門 (徳間文庫)/五木寛之

¥580
Amazon.co.jp

老いるということは、たしかに無残なことである

心身ともにおとろえて、見てくれも劣化する一方だ。

病気や、苦痛もふえてくる。

老化、高齢化をおそれる人たちが多いのも無理からぬことだろう。

しかし、しかしである。

ここで若い世代にぜひとも知っておいてほしいことは、

老いて楽になることもまた決して少なくないということだ。

いや、もっとわかりやすくいえば、老いを重ねるたびに楽になり、

生きることがおもしろくなってくることもある、

という事実である。

たとえば、肉体的には問題だらけであっても、欲望に身を灼くという苦しみは少ない。

人生の煩悶や、生きることへの疑問や、競争相手に対する嫉妬の感情なども

自然におとろえてくるからだ。

老いることイコール悪ではない  (*^ー^)ノ

私も、あちこち衰えてはきてるけど

どんどんラクになっていく。。

今、毎日が面白い。

若さは若さで素晴らしい!!!

でもこの歳になってようやく得た良さもある。

衰えの良さ。

生きることがどんどんラクチンになっていく。

好きも嫌いも、すべて丸みを帯びていく感じ。

自分の中のとんがった部分が、自然に研磨されてきたんじゃないかな。

世の中がキラキラ輝いてみえる。

それは、

何を経験したとか、努力したとかじゃなく、

ただ歳をとっただけに思う。

勿論、イヤなものだって目に入らないわけじゃないけど、

それらは、

取るに足らぬもの。

素敵なことがいっぱいあり過ぎて、

いちいち、イヤなことに目を留めていられない。

イヤな気分にいちいち係わりたくないの。

老いて、

物忘れしたって、

おしめしたって、

それは、ただ生まれた時に返るだけ。

身につけたものは、すべてこの世からいただいたもの。

それをこの世にひとつひとつ返して

また身ひとつで土に戻る。

身についてしまった欲もすべて捨てて

元の姿に戻るだけ。

なんだか

素敵なことにも思えてくる。

老いに逆らうより

老いることを受け入れてしまった方が

ずっとずっとラクに生きられる。

つまらないこだわりを無くして自分らしく生きる。

私は、

これからもそんな生き方していくくつもりだよ。