<a href="http://ameblo.jp/fujiko-diary/entry-11207085416.html">心に残る本</a>
角川文庫『女を読む。女が読む。』
\(*`∧´)/
主人公は女性だけど、
筆者は男性じゃん(-"-;A
違う違う。全然違う。読みたかったものじゃなーい!
哲学的、抽象的でわかりにくい(-"-;A
同じ精神病院を舞台にした『狂人』と『正常』をテーマにした物語ならこっちのが好き。
これは泣く
また思わず一気に読み直してしまったよ。
最初は人物に脈絡が無く迷子になりかけるけど、繋がってしまえばあとはその世界に引き込まれる。
登場人物の優しさに泣ける。
それと、筆者から読者への優しさ(フォロー)も受け取れる。
著者の帚木さんは仏文科から医学部に入り直し、精神科のお医者様になり作家になった人。
神谷美恵子さんと似てる。
帚木さんも、1つの作品を書くのに5,6年かけて100~200冊資料を集め、それから執筆。
帚木さんは白血病から生還して今も作品書いてる。
神谷さんも命の限りを感じ、生あるうちに・・・と執筆に精魂尽くした。
お二方とも、心血注いで作品に取り組んでる。
もう パパっと書いて パパっと売れる そして翌年には パパっと消える・・・
そういう本は読む気がしなくなる。
いつまでも心に残る本、ゆっくり読んでいきたい。