悠久の片隅

日々の記録

お彼岸

お墓参り行ってきた。

もう8割がたお花があがってたから、

やはり日本人だなー。って思った。

お彼岸は1週間あっても、みんな早目に行くのは行ってしまわないと気が気でないのだと思う。

後回しには出来ない。

『暑さ、寒さも彼岸まで』は、

つらいこと、苦しいことも、彼岸までには和らぎますよ。の意もあって、

『和らぐ』という言葉は日本らしくて優しいなって思う。

強風の中、桜もちらほら開き始めていた。

お彼岸は真東から昇った太陽が真西に落ちる。西のその先に、仏様の国(彼岸)がある。


お彼岸は仏教発祥のインドには無い風習。

インド仏教は輪廻だからね。

生まれ変わりの世界だから、お墓も無い。

火葬にして天に返し、灰をガンジス川に流す。

日本は、お墓参りもするし、前世もあると思ってる。

生まれ変わるなら、お墓は必要ないはずなのに。

だっておかしいでしょ。隣の赤ちゃんかもしれないのに、お墓に入っていたら。

こういう矛盾を感じないのが、日本に哲学が無いといわれる所以で、

そんなこだわりの無さが、良くもあり、悪くもあり、

自分たち自身、戸惑ってる部分に思う。

私は、死んだら

私という存在すべて無くなって欲しいと願っている。

私がこの世にいた証も、誰の心にも残らない、そんな風になりたい。

水が蒸発して何もなくなるように・・・・・

いつから、そんな風に考えてたかはわからないけど。

私の存在など無かったことになったらいいな。