悠久の片隅

日々の記録

不安

退院して私の横で寝ている姿をみていると愛おしさで胸が痛くなる。

小さく胸を上下させながら寝息をたてているのをみていると、そのことがかけがえのない愛おしさなのだと感じる。

でもまた容態が変わり

獣医さんに相談すると今は様子をみている時ではないとのこと。

つかの間の帰宅で、再入院となった。

入院の同意書にサインしながら涙をこらえるのに精一杯。

たかが犬。

わかってる。

世の中にはもっと大変な状況の人が泣きごとも言えずに頑張っている。

でも、

自分は自分。

人のこととは比べられない。自分の過去の出来事とも比べられない。

過去も未来もどうでもよくて今の自分だけしかみえない。

その都度、その都度が、これ以上ない痛みで。苦しい。

ここで1度は良くなるかもしれない。

でも

膵炎が、急性でなく慢性に移行しているらしい。

これから常に再発の不安を抱えていくことになる。

私はまだ起きてもいない先の不安に押しつぶされそうになっている。

いつミサイルが飛んでくるかと恐怖に慄き毎日をビクビク過ごすようなもの。

見えない不安にとりつかれてバカすぎる・・・

全部わかっていて、それでも意味の無い恐怖に苛まれている。

それが今の私。

こんな今も数日たてば過去になり、また違う不安を抱えてたりするんだろうな。