悠久の片隅

日々の記録

菅沼集落

能越自動車から東海北陸自動車道に入ると、片側1車線になった

道路がガラガラなだけに一車線になると、

何キロで走ればよいのかドキドキしちゃいます(笑)

東海北陸自動車道は、太平洋(名古屋)と日本海(富山)を、山中ぶち抜いた高速で、

距離的にはかなり短縮されるようですが、豪雪地帯を通るため雪国素人の私には、

冬はとてもじゃないけど、怖くて無理です。

その東海北陸自動車道の長い長いトンネルを抜けると、そこは

 

五箇山だった

車で1時間まではかからない。ダートな道もなかったです。

 

五箇山ICからすぐの菅沼集落という所です。

 

GW過ぎたこの時期は、訪れる人もまばらです。

駐車場に車は10台ほど。

でも日本各地のナンバーが見られるのは、さすが世界遺産

  

『世界の遺産』って、すごいですね。

地球の遺産ですものね。

昔、こういったつり橋が無かった時代は 

  

こうして、かごで庄川 を渡っていたようです。風で揺れるので、相当に怖いでしょ。

 

五箇山もそうですし、先日行った砺波のチューリップもそうですけど、

 

生きている川があってこその、五箇山であり、チューリップであり、富山なのだと、

すべてまず『水』が源にあって、『水』と合いまっての美しさ。

ただ合掌造り(建築物)だけとかチューリップ(花)だけの独立した美しさなら、

それ以上のものは他でもあるかもしれない。

そうではなく、

この土地、この山、この川があって生まれ、

今も『水』と共存共栄、永遠に切り離せない結びつきがあってこその美しさ。

 

水と一蓮托生で生きている。

蛇行した川の中州のような場所に住み、尚且つそこで農作物を育てるのは、幾つもの命が犠牲になったことと思います。

そういう悲しさ、厳しさの上に今がある。

 

木々の緑が生き生きと映り、無造作に美しい・・・

五箇山に来たのは30年ぶり。

この先に相倉合掌集落というもう少し大きめの集落がありますが、今回はここだけで帰ります。

私も犬も疲れました。

良い連休が過ごせました。

また明日から仕事です。

疲れがとれているのか、少しづつ蓄積されていってるのか、さっぱりわかりません。

富山にいる限りこんななのでしょうか(笑)

神奈川に戻った頃には、浦島太郎のようにすっかりお婆さんになっていそうです。