悠久の片隅

日々の記録

そうだったのか現代史

ようやく魔の8月が終わった・・・

8月に3人辞めたから9月も忙しいのは変わらないとは思うけど。

今日もネムイネムイ。

寝ても寝てもネムイzzz

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新潟以外の全国から「汚職事件で有罪になった人を当選させるなんて」という厳しい地元有権者批判が

相次ぎましたが、地元は田中を見捨てなかったのです。

秘書の佐藤昭子は、こう書いています。

「政治家田中角栄が現れるまで、越後の住民がいかに塗炭の苦しみを味わったか。

新潟県は一年の三分の一は豪雪に埋もれる。

急病人が出て近隣の病院へ行くにも、目の前山を一日がかりで越さなければならない地域もあった。

そこに田中がトンネルを貫通して道路を整備し、わずか数分で山を越せるようにしたのだ。

選挙中、大雪のために田中が演説会場に着くのが遅れたことがある。

雪の降りつづく中、支持者たちは雪の積もった道路の上にむしろを敷き、何時間も神仏を待つように

田中の到着を待っていた。

大都会に住む人間には、その気持ちは決して理解できないだろう。」

このときのことは憶えている。

有罪になった人間を当選させるなんて、常識で考えればありえない。

でもこの新潟県民の気持ち、泣けてきそうにわかる。

大都会に住む人間には、その気持ちは決して理解できないだろう。

この言葉の強さが物語る。

人は理論や正しさだけで生きてない。

そういえば、日本海沿いを走る北陸自動車道も新潟に入ると、トンネルに続くトンネル。

トンネルを抜けると、またトンネル。

ほぼトンネルだけで出来ているんじゃないかと言いたいくらいトンネル。

地形が険しいんだなと思うけど、

でもそれだから、積雪の季節はかえってトンネルは助かる。

上越新幹線開業が1982年。

それから遅れること33年。来春北陸にようやく新幹線がやってくる。

これが田中角栄の力で、わかりやすいなあ。

日本列島改造が日本にもたらしたもの。

恩恵に預かっている部分、背負っていかなければいけない部分、

それぞれに考えていかなければいけない。

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世界に目を向けると、もっと知らないし、もっと興味深い。

第一章 湾岸戦争

第二章 冷戦

第三章 ドイツ(東西分割)

知らなきゃ始まらない。

でも、知っているようでわかっていないこといっぱい。

特にドイツに対しては同じ敗戦国として、

どのような処遇を受け、

というより、

日本は何故ドイツのように、ソ連とアメリカに分断されなかったのかな。

蒋介石が反対したせいだというのは耳にしているけど、

アメリカ、中国、ソ連をうんと言わせるだけの力を蒋介石がもっていたとも思えないのだけど。

ただ、アメリカにしても決して日本のことを考えこうしたわけではないと思う。

1つ問題が解決することで、次の問題が発生する。

これは永久的なのかな。