悠久の片隅

日々の記録

<a href="http://ameblo.jp/fujiko-diary/entry-11219825194.html">風立ちぬ</a>

風立ちぬ』 堀辰雄

序曲・春・風立ちぬ・冬・死のかげの谷の五部編成。

冒頭、

「それらの夏の日々、一面に薄(ススキ)の生い茂った草原の中で・・・」

で、始まる。

いきなり「それらの・・・」だもんあせる

それがまた、コチラの感性を秘かに呼び起こしてくれるわけで(  ゚ ▽ ゚ ;)

ホント恐れ入りますわん。

全面詩のようです。

文章が叙情で

余白の部分があらすじ・・・そんな印象。

とにかく序曲がいい。

つか

序曲の前半だけでいいかもΣ(・ω・ノ)ノ!

他が、かすんでしまいました(-"-;A

クラッシック音楽を聴いていると

第1楽章、第3楽章は好きなんだけど

第2楽章は、暗くて好きじゃないから聴かない。

と、まさにその感じ。

『冬』は書いてる本人も

書きたくなかったんじゃないかなと思うくらい苦しく感じる。

そして最終章の『死のかげの谷』はレクイエム。

この小説は、まんまクラッシック音楽ですね。

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