悠久の片隅

日々の記録

<a href="http://ameblo.jp/fujiko-diary/entry-11274713480.html">やっかいな隣人</a>

マンガ中国入門 やっかいな隣人の研究/黄 文雄

¥1,575
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中国のことあまりに知らないから、マンガ読んでみた。

中国の実態を書いているのはいい。

悪口もいい。

だけど、

敵意(悪意)をむき出しに書かれると、逆にこの内容に不信感を抱いてしまう。

自分が正しいと思うなら、尚のこと感情は抑え、冷静に明確に書かなければ単なる好き嫌いの

感情論を述べているとしかみえない。

三浦綾子も言ってた。

「たとえ正しくても、言葉が過ぎれば、正しいことが正しくなくなる」と。

そして

校正ミス、

スペースの無駄遣い、

稚拙な絵。

訴えたい思いがあるのに、何故ここまで手を抜くかな・・・もったいない。

投げかけたい問題はわかるので、もっと隙なく毅然と立ち向かって欲しい。

でもお陰で、事は資料を提示し明確にしなければ信じるに至らないことを叩きつけられた気がする。

日中友好と日本領土を守ること。

私はこの2つは、二者択一ほどに思っている。

日本の中国に対するODAはすでに10兆円を超え、

中国はますます軍備を強化し、そのミサイルは日本へ向いている。

で・・・

日本のしたいことはなんなのだろう。

と、考えると・・・

日本の意志とは、

『その時点で一番いいと思うことをすること』

多分、日本にはそんな精神が宿っているのではないかと。

『明確には出来ない意志の強さ』みたいな気質を感じる(笑)

だから日本の政治は、なんだかあやふやで・・・

お家の事情が変われば、アメリカとの約束も平気で破ってしまう。

それは、私自身とあんまり変わらない。

井沢式「日本史入門」講座〈1〉和とケガレの巻 (徳間文庫)/井沢 元彦

¥700
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この本によると、

いやよらなくても、

聖徳太子憲法十七条の第一条は

『協調性の大切さ』をうたってます。

みんなで必ず話し合いなさい。話し合えば、なんとかなる!と。

そして、

第十七条でも

言葉は変えても、また第一条と同じことを繰り返し言ってるというのです。

条文が17しかない憲法の2つの条文(最初、最後)が、話し合えば正しい道に進むと言っている。

だから日本人の精神には、『話し合えばなんとかなる精神(和)』が自然と宿ってるんじゃないかな。

(この本によると『話し合ってなんとかする→すなわちそれが談合の始まり』とも言っている。

この日本史入門は①だけで充分肥やしになる。歴史は着ぐるみとして、モノの考え方を学べる。)

協調性を心の頼りに外交も行っているから、日本人はNoは言わない、喧嘩出来ない。

遠藤周作が言うには、

遺伝ってあるでしょ。

親のどこかしらには似てる・・・

それと同じように深層心理にも遺伝があるのでは・・・と言っている。

これは驚きです。

でも

深層心理も脳の一部分とすれば、無いとも言えないような気もしてくる・・・

そうだとすると

子孫への因果応報もまったく根拠がない話とも言えなくなってくるのかな。

(深層心理自体の存在も微妙なので、これはちょっとユングの心理学を読んできますw)

で、私が言いたいのは

深層心理として、

日本人の血として、

聖徳太子憲法十七条の心が受け継がれていて、

たとえコチラにミサイルが向いていようが、無理難題言われようが、

話し合えば(いつか)なんとかなる的な発想で、見守るのが一番良いと思っているんじゃないかな。

多分喧嘩するより、それが一番心地良いというのが日本人の深層心理として

働いているんじゃないのかな。

対中国だけじゃなく、アメリカにしてもどこに対しても。

相手には、そんな発想ないけどね。

日本は日本なりの考え方、やり方がある。

世界からみたら、なんとアフォな国だと思われるかもしれないけど、

いや、自分達から見てもアフォとしか見えないけど、

思考の部分より、心の底に宿ってるものの方が、実は一番優先され、

つまり

意識のない深層心理の部分が本質で、変えようにも変えられないんじゃないかな・・・。

言葉にすると変だけど、それが日本人のあやふやな頑なさ(笑)

アハハ。自分で納得しているだけで人には伝わらないねあせる