<a href="http://ameblo.jp/fujiko-diary/entry-11318401774.html">熱い人</a>
私は20歳から10年ほどは、歴史ばかり読んでいた。
その原動がこの人、梅原猛。
それが梅原猛の『水底の歌』と篠原央憲の『いろは歌の謎』を元に書かれていた。
暗号とか謎とかは、時代を越えて面白くて、
私はとり憑かれた。
この本は、前半が梅原哲学、後半が梅原猛の半生。
梅原猛は哲学者で、
若い時にはニヒリズム傾倒、ニヒリズムは人生には意味がない、死ぬしかない・・・
にたどり着いてしまうので、だいぶ悩んだそうだ。
哲学は大変だな
この人は西洋東洋哲学、思想、宗教、言語学、民俗学に精通し、ほんと何でもよく知ってるし、熱い。
法隆寺=聖徳太子鎮魂説、柿本人麻呂=流罪刑死説、アイヌ人文化=縄文文化継承説、
など、歴史の謎を説いています。
ただ、説というのはあくまで説。立証されているわけではないので、
しっかりそこは見極めていかないといけないと思います。
梅原は自分にムツゴロウが乗り移ったと言ってる(笑)
それでムツゴロウ救済を本気でやってる。
年齢を重ねると自分のことより、他にいくらでも気にかかることがある。
でもいくつになっても熱いというのはすごいなって思う。
アイヌ人は、北海道の地で、自然を愛し自然と共に生きてきた。
それを和人が追い出し、精神的にもねじ伏せてしまった。
世界中で、今も土地の所有権争いは続いていて、
土地とは、いったい誰のモノなのでしょうね・・・
最初に住んた者のモノなのか、奪った者のモノなのか、
元々誰のモノでもないのか・・・
そう考えていくと、地球全体社会主義のようになってしまうので、ヤメておきますが。
そこに住んでいた人々の尊い思いを無視し、奪い取った土地を荒らすことは、あまりに残酷です。
今の世界の状況に相当危機感を抱いていて、
縄文文化がいいと提唱してる。
縄文(笑)
今の社会は一神教のエゴが元凶だという。
それは、そうなのかもしれないけど、
それがどうにもならないから、こうなってる・・・
人の宗教に口をはさむことは難しい。