悠久の片隅

日々の記録

<a href="http://ameblo.jp/fujiko-diary/entry-10391627645.html">頼り。</a>

世の中、理不尽なことばかり。

納得いかないことが多いです。

そんな時思います。

戦争を経験された方は、究極の理不尽を体験されているんだなと。

お金があっても食べ物が手に入らない。

空襲で一切を焼かれる。

そして自分の命さえ日本国のために差し出さねばならない。

それらを無条件で受け入れる。

いくら戦争責任として処分された人間がいたとしても、

それでカタがつくような話ではないはずなんです。

これほど理不尽なことは無い。

愛する人との別離だって、

その時代には、もっと悲惨な形で多くあったわけで。

なんの咎もない二人が、別れというより引きちぎられるんですからね。

「戦争なんだからしょうがないんじゃない?」

って、そんな話じゃないんです。その人の身にもなってください。

そうゆう体験をした人なら、

今現代の理不尽をどう捉えたらいいか

どう自分の中で処理するのか

何かヒントを与えてくれるんじゃないか。

自分と同年代以下ですと、やはり根元の部分が私と一緒ですから、

それほどの興味が感じられないのですよ。

だって、わかってるとしても頭の中でのことでしょ?

それなら私にもわかります(笑)

現実、国のために命を差し出すような目にはあってないのですから。

だから私は年配者の方の書いたものを読みたがるのです。

戦争を経験しているのとそうでないのとでは、人生観が全く異なると思うのです。

そして、年配の方お二人が文中にこの本を取り挙げていらしたのです。

出家とその弟子 (新潮文庫)/倉田 百三

¥420
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いいとか悪いとかの評価ではなくね。

長い人生の膨大な読書量のおふたりが挙げているのですから、そこには必ず何かある・・・・・はず。

中身がどんなものかも知らなくて読みました(笑)

やはり諸先輩方の話には、耳を傾けるものです。

来年で戦後65年です。

もう戦争は遠い過去のことです。

でも私はそうゆう人の言葉を頼りにしてるんです。そこに救いを求めているんです。