<a href="http://ameblo.jp/fujiko-diary/entry-10497862491.html">山桜。</a>
昨日はチラリと桜の写真を撮ってきました。
コチラは山桜。
楚々とした淡いピンク色も はかなげな花びらのその趣も
桜はソメイヨシノでしょ
って、思っていたけど、
去年くらいからかな、山桜も好きになれた。
誰に誉めそやされなくても、しっかり根をおろし、
ずっとずっと遥か古より、地味に粛々と咲いている。
その構えがいい。
ソメイヨシノは葉っぱが出てしまうと その美しさを一気に落としてしまうけど
山桜は葉っぱと共にあるとこが美しいと思う。
花では足りない彩を、葉っぱが添えてるのかな。
和歌で詠まれているのも、古来からの品種、山桜なのだと思う。
「もろともにあはれと思へ山ざくら 花よりほかに知る人もなし」 大僧正行尊
山の中で修業中の行尊は、ひっそりと咲いている桜に語りかけます。
自分の気持ちをわかってくれるのはこの山桜だけだと。
そう思ってきくと、この歌もよいでしょう。
この写真の山桜の群生場所もお花見客はこないの。
ただ、いつも
お昼休みに車を止めて、静かにお昼寝する人しかこない場所(笑)
桜はソメイヨシノだけじゃない。
この歳になってね、ようやくね、
そんな心持になれた。