悠久の片隅

日々の記録

洗礼

北陸の冬の洗礼を受けてます

仕事が終わったのは3時半過ぎ。

「ファミレス行きませんか♪」と誘われた。

『不要不急の外出は控えるように・・・』と、ニュースでも言ってたけどなw

こっちの人は、雪なんて意に介さない。

外へ出ると、案の定、車は凍っていた。

凍り付いてバリバリ状態。

古い昔の冷蔵庫のように霜がガッツリ付いた状態。

車が霜に覆われている。

ガリガリしないと霜がとれない。

解氷スプレーでとれたけど、スプレー缶半分くらい使ってしまった・・・

向こうの方でひとり、「凍って車の鍵が開かない」と困っている。

「私解氷スプレー持ってるよ~」と言うと

「貸して。」と言う。

貸してと言ったって、

「雪でそっちまで歩けなーい。転びそうだから、こっちに取りに来てー。」

せっかく買った長靴だけど、車の運転に長靴は不向きと思ったから履いてこなかった

でも、スプレーしても開かないという。

「スプレー缶のフタに細いチューブついていて、それを鍵穴に差し込んでスプレーしたらいいよ。」

と教えると、フタが無いという。

なんで無い!?

フタ付いてたはずだよ。もしかして雪の中に落とした?!

外は真っ暗、フタは白いから、この雪の中に落としたら発掘不可能。

もう!なんてことしてくれるのよwww

結局、仕事場戻ってお湯を汲んできて開けてたけど、

朝4時、暗闇の氷点下、そんなやり取りをしている間、凍りつきそう

私手袋家に忘れたし。

融雪機のトラップにひっかっかって、ブーツの中は靴下までビッショリで、

寝たら死ぬゾ・・・寝たら死ぬゾ・・・

と、気分はいわゆるひとつの八甲田山

でも私だけじゃなく、みんな融雪機の罠にひっかかってるんだって(笑)

雪を解かすために、道路から水が出ていて、それが高いとこだと膝くらいまでの噴水になっている。

夜中にはそれが見えなくて、足に水をかぶってしまうわけだ。

濡れた後の寒いこと!ハンパない!

ふと空を見上げると、雲の切れ目切れ目で星は輝いている

雪はどうにもならないほど厄介で、でもそんな中でやいのやいのと、いつも楽しかったりする♪

そういえば、私の車は四駆だけど、四駆にしないと四駆じゃないらしい

主人に教えてもらって初めて知った。

今日から四駆デビュー(笑)

ガガガガガッ!と雪と闘いながら駐車場から脱出成功!

ファミレスでは、雪を吹き飛ばす勢いでいっぱい笑った

「美味しいご飯なら、おかず無くても2膳は食べられる」って2人して言う。

えーーー。すごい。おかず無しで?!ご飯だけで?!

「うんうん。ご飯超旨い!」って。

本当の贅沢って、そういうことなのかもなぁ~。

ご飯がいちばん好きっていうひと多い。

6時少し前家に帰って、お風呂入れて。

ゆっくり温まって、30分ほど横になったら、

主人の出勤の時間。

眠くて死にそうだけど、雪なので送っていった。

除雪してある道も真っ白。アイスバーン

スケートリンクを走っているようなもん。

家に帰って、窓の結露拭きしていたら、上の人が雪かきをしていて。

私もやるか

よく見たら、車のタイヤのとこに、大きなツララみたいのが出来てた。

それにしても、雪・・・綺麗だなー。青白い白。

雪というよりポンポンあられなのかな。

関東の雪よりきめ細かな感じがします。

ちなみに庭の積雪はこんくらい。

ここはいちばん少ない所で、庭の深い所はこの倍以上積もっている。

庭は、放置状態。

上の人とおしゃべりしながら1時間ほど駐車場の雪かき。

時折日も射すのだけど、5分ともたない。またすぐ吹雪く。

「仕事して寝ないで雪かきしてるんですか?」と聞かれたから、

「いや、30分くらいは寝ましたよ(笑)」

考えられないって・・・

うん、私も考えられない。なんで私こんなことしているんだ?!

ホントわかんない。好きでしているわけでもないんだけどなぁ・・・

そのうち、お隣の奥さんも雪かきに出てきた。

「やっておいたよ~」

今日は私お休みなので、ついでにお隣のとこもやっておいた。

ふぅ~これで安心。

雪かき終えて、ちょっと南の方へお買い物に出た。

町中、どこも、若い人もお年を召した人も、みんな雪かきがんばっていた

それこそ理屈でなく、何をおいてもやらなきゃしょうがない。

雪原。

寝不足のせいか、寒さのせいか、働きすぎのせいか、風邪なのか、

身体ボロボロ、痛くないところがない

シンドイな~~~

無理をしすぎているのはわかっている。

でも、自分の身体にお願いする。

なんとか年内乗り切れますように・・・